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VOL.03
社員インタビュー

大きな案件も9割5分は地味な仕事

 入社してしばらくは親会社である博報堂DYメディアパートナーズに常駐しましたが、当社に戻ってきて、イベントプロデュース業務に関わりました。ゴルフトーナメントやグローバルイベントの制作責任者として、収益管理もしながら企画提案、調整を行いました。
 たとえばグローバルな大型イベントであっても、9割5分は事前の準備で地味な仕事だと言ってもいいかもしれません。私自身、特別な仕事をしているという感覚はあまりありません。

デジタルでスポーツの新たな価値を

 当社にとって初の本格的なToCビジネスである、Jリーグの試合映像を使った動画トレーディングカードの販売事業を担当しています。この事業は、ブロックチェーンによって管理されるNFTによって成立しています。従来のデジタルデータは簡単に複製でき、本物かどうか判別できない状態で無数に出回る可能性がありましたが、NFT技術を用いることで、デジタルデータであっても”唯一無二の商品”として扱えるようになります。
 この技術を使った一つのトライアルが「PLAY THE PLAY」です。紙のチケットやグッズと同じように、印象的なシーンを切り取った試合動画などのデジタルデータも「自分だけの保有物」とすることができる、そんな新しい価値をスポーツファンに届けています。
 サービスを提供するにあたっては、消費者保護の視点、個人情報の取り扱い、暗号資産の利用など、さまざまな法律的要素が関わってきます。そこを法律の専門家と一緒に詰めていくことが必要になります。暗号資産の売り上げをどう受け取り計上するか、法務や経理担当との折衝も必要でした。さらに、ユーザーからの問い合わせに対応するために事務局も設置しました。新しい技術を使った新しい商品ですが、実はこうしたことを一つずつクリアしていくことが大事です。それでも最新技術を使ってスポーツファンに新しいサービスを提供し、スポーツ競技団体の新たな収益源に育てていく。そういう使命感が私のモチベーションになっています。

求められるのは「自ら考え、言語化して実行できる力」

 前職はSIerで、そこが私という粒を際立たせている面かなと思います。SIerというのは、システムを成り立たせるためのアルゴリズムを考える仕事で、ゼロから何かをつくりあげる仕事です。
 今、私が関わっている動画トレーディングカードの事業は、当社において前例がない取り組みなので、自分であらゆる仮設を何度も立て、いろいろな人に相談し、未踏の道を進んでいる感じです。その部分では前職の経験が役立っていますね。自律的に考え仮説を組み立て、そしてトライしてみる。その経験を元に次の仮説を積み上げる。
 これはもしかすると当社の組織全体で求められる姿勢だと言えるかもしれません。自分のロジックで考えて、それをきちんと言葉にして実行できるということが、この会社で働くには大切な能力だと思います。


2013年入社 デジタル領域担当
大学時代は経営工学を学び、新卒で入社した会社でSIerとしてシステムの要件定義などを手掛ける。その後、好きなサッカーにビジネスとして携わりたいとの思いから当社に。18時に仕事を切り上げて、習い事に通うのが日課。
(取材日 2023年3月1日)

酒井詠一
の1日のスケジュール
9:15
出社(出社パターン)
 
 
9:30
デスクワーク
資料作成
 
12:00
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同僚とランチ
 
13:00
打ち合わせ
社内メンバーで新規事業戦略会議
 
14:00
打ち合わせ
クライアントと打ち合わせ
 
18:00
退社
習い事へ

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